葬儀・告別式に出席する時
一般の弔問客は告別式へ
どちらに参列すれば良いか?
最近では、通夜の意味が変わってきているように、葬儀と告別式の役割もかなりあいまいになってきています。
葬儀とは死者の成仏を祈る儀式であり、ご遺族とご親族、特に関わりの深かった人だけで営まれるものです。
一方で葬儀の後、故人に別れを告げるために行われるのが告別式で、一般の弔問客は告別式に参列します。
かつては、葬儀と告別式はきちんと分離されていましたが、最近は続けて営まれるケースも増えてきています。そのような場合には一般の弔問客も葬儀から参列します。
会場に着いたら
葬儀・告別式ともに開始予定時間の10分前には受付を済ませておきましょう。会場に着いたら、コート、ショール、帽子、大きな荷物などはクロークがある場合には預けておきます。
受付では簡単に挨拶をし、通夜に出席していない場合には、この時に香典を差し出して記帳をします。また、通夜で香典を渡している場合にも記帳はします。
式場では案内に従って席に着きます。ご遺族には直接挨拶をしないで黙礼にとどめておきましょう。
告別式の作法
焼香~出棺
一度着席したら、席の移動はしないで、式の最中は静かにして、私語は慎みましょう。懐かしい友人や知人、仕事関係者の姿を見つけても、会話は控えた方が良いです。
焼香が終わってもすぐには帰らずに、可能な限り出棺まで見送りましょう。告別式が終わってから出棺までの間には、ご遺族とご遺体の最後の対面が行われるため、一般の参列者は外で待つことになりあmす。
真冬の寒い時などにはコートを羽織っていても大丈夫です。ただし、喪主の挨拶や出棺が行われている時には、コートは脱いで手に持つのが礼儀です。出棺は合掌してお見送りするようにして下さい。
火葬~精進落とし
通常は、出棺を見送った後にそのまま静かに退出します。ただし、出棺前にご遺族から火葬場への同行を依頼されたときには可能な限り同行しましょう。
ご遺族にとっても故人にとっても特別な存在だと頼られているのですから、同行するのが礼儀といえます。
このような場合には、遺骨迎えの抱擁や精進落としにも出席しましょう。